スケールごとの飾り方をご紹介
ミニカーは、子どもの玩具としてだけでなく、コレクションして楽しむ大人の趣味としても根強い人気があります。お気に入りのミニカーを観賞する時間は、コレクターにとって至福のひと時といえるでしょう。さまざまなスケール（大きさ）のミニカーも、ディスプレイを工夫すればお部屋が夢の展示場へと変わります。
今回は、アクリルケースを使ったミニカーの飾り方についてご紹介していきます。
1. ミニカーを飾るうえでの注意点
いつも目に触れる場所にお気に入りのミニカーを飾っておきたい、というのはコレクターの共通の願いではないでしょうか。しかし、ミニカーの劣化や損傷を恐れるコレクターにとって、ミニカーをパッケージの外に出して飾るのは勇気のいることでもあります。大切なコレクションを傷つけることなくディスプレイするには、次の2点が注意事項となります。
1-1. 直射日光を避ける
ミニカーは、亜鉛合金・合成樹脂・プラスチックなどでつくられていますが、直射日光はこれらの材質を、変形・変色させ劣化を早める一番の原因となります。 ミニカーは、原則的に日陰に飾るものとされており、窓から強い日差しが入りこむ場所は、ミニカーを飾るには相応しくない場所といえるでしょう。また、ミニカーを美しく魅せるライトアップの光にも、直射日光と同様の威力があるため、長時間の照射は避けたいところです。
1-2. ホコリがかかるのを避ける
子ども用の玩具と違って、大人の観賞用につくられたミニカーは、細部にわたって実車を忠実に再現したつくりのものが多くなっています。もしも、カバーなどをかけずに飾ってホコリがついてしまったら、ホコリを払おうとする際に誤ってその繊細なつくりを壊してしまう危険性があるのです。 ミニカーを飾るには、あらかじめ透明なケースに収納し、ホコリがかからないようにしたうえで、ケースごと飾るのがベストな方法といえます。
2. アクリルケースの特性
透明なケースといえば、真っ先にガラスケースを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。アクリル樹脂製品であるアクリルケースは、ガラスをも凌ぐ透明度の高さがあることで知られています。 ガラス板よりも軽く耐久性の高いアクリル板は、切断や穴あけ、接着が可能なうえ曲面部にも対応できるとあって、活用範囲の広い素材として確かな人気を誇っています。彫刻や印刷など加工の自由度が高く、ミニカーの数や設置スペースに合わせたオリジナルケースを、オーダーメイドしやすい点がアクリル素材の最大の特徴です。 UV仕様のアクリル板を用いることで、直射日光を遮る効果も期待できるアクリルケースは、ミニカーのコレクションに最適なケースといえます。
3. ミニカーを飾るアクリルケースの種類
ミニカーは、年代も車種もさまざまなものが出回っており、何をコレクションしてどう飾るかは、好みが分かれるところでもあります。 大きさの統一をコレクションのテーマにするコレクターも多く存在しますが、ミニカーには実車の大きさに対する縮尺度の違いから、1/18・1/43・1/65スケールといったサイズの違いがあり、スケールによってアクリルケースの選び方や飾り方のポイントが変わってきます。ここからは、1/43スケールと1/18スケールの2つのサイズを例に、それぞれの魅力を活かした飾り方についてみていきましょう。
3-1. 1/43スケール
大きいスケールは、リアルさが魅力であり、小さいスケールは保管しやすいという利点があります。大きさ約10cmの1/43スケールは、両方の利点を兼ね備えていることから、最も一般的かつ人気の高いサイズです。 1台分ずつ区切られたアクリルケースの1マスごとに、コレクションを収納するだけで、美しくディスプレイできる点がこのサイズならではの魅力といえます。アクリルケースを壁掛けタイプにすれば、限られたスペースでのディスプレイも可能です。
3-2. 1/18スケール
30cmほどの大きさで、エンジン部分などの内部にいたるまで精巧なつくりを実現しているこのスケールは、世界的な注目を集めるほどインパクトが強く、1台のみの飾り方でも充分な迫力があります。 5面体で被せるタイプのアクリルケースに、台座をつけて収納すれば、ホコリなどの汚れがつくことも損傷の危険性もなく、心ゆくまでこだわりのディテールを観賞できます。台座の色を工夫するだけでも印象を大きく変えられますが、ミニカーの時代背景に合わせたジオラマでの演出をすることで、ディスプレイの完成度はさらに高まるでしょう。
4. まとめ
アクリルケースは、ミニカーを美しくディスプレイするのに欠かせないマストアイテムです。大切なコレクションをホコリや損傷のリスクから守るだけでなく、コレクションのスケールや台数に合わせて、加工できるというメリットがあります。 大阪市にある「有限会社エース工房」は、フルオーダーでアクリルコレクションケースを製作している会社です。マス数や段数を増やせることはもちろん、設置したい場所に合わせてサイズも自由自在、台座加工やスライド式の前扉をお付けするなど、あらゆるご要望にお応えしております。お見積りからご注文・納品まで、丁寧かつきめ細やかに対応させて頂きますので、メールやFAXでぜひお気軽にお問い合わせください。